特集 教育の自己点検・自己評価
微生物学演習の授業評価
木部 美知子
1
,
山崎 信也
1
,
高橋 朋子
1
1足利短期大学
pp.274-277
発行日 2002年4月25日
Published Date 2002/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903180
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本学では,専門基礎科目として微生物学を開講し,1年生後期に講義を,2年生前期に演習を行い,必修2単位としている.この科目は,後続する成人看護学の「感染症の患者の看護」へのつながりを考え,専門基礎科目の教員と専門科目の教員がチームを組んで行う.講義は専門基礎科目担当の教員が行い,演習に看護の教員が2名加わった.
演習は学生の主体的学習姿勢を養うことを目標に,少人数グループによる学生自身の学習計画に基づいた実験演習とした.このような授業形態は学生の学習成果が見えにくく,また従来行われてきた学生の知識の習得に主眼がおかれた評価では,学習成果を適切に評価することは難しい.そこで,学生の学習成果と授業の効果を客観的に判断するため,看護科の2年生54名と授業を担当した教員3名に対して,評価表を用いて授業評価を行い,より効果的な授業とその評価のあり方について考えた.
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