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書評 ―『ケアと対人援助に活かす瞑想療法』―学生たちが今の自分の有り様に気づくきっかけに瞑想を
安藤 詳子
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1名古屋大学医学部保健学科
pp.29
発行日 2011年1月25日
Published Date 2011/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101649
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私は日本死の臨床研究会の活動を通して,著者である大下氏の数々の著書や取り組みを知りました。大下氏は,研究会等で「スピリチュアル・コミュニケーション」等のワークショップを開催したり,ご自身の飛騨千光寺における研修を企画したり,大変,精力的に活動されています。
本書は,僧侶である著者が実践してきた瞑想を医療者や患者・クライアントが行うことで,心の安らぎを得ることが容易になることから,その実践を勧める内容になっています。看護基礎教育に携わる私の立場から考えてみますと,学生に対する教育的関わりの一つとして活用できると思います。
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