Scramble Zone
タイ・マハサラカム病院訪問記―「異文化理解」への示唆
新田 幸子
1
1岡山済生会看護専門学校
pp.50-53
発行日 2009年1月25日
Published Date 2009/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101111
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はじめに
2008(平成20)年2月17日~24日まで,岡山済生会病院関係者と私の4人で,タイの東北地方にあるマハサラカム病院を訪れる機会に恵まれた。今まで海外に出たことのない私にとって,この歳にして貴重な体験をさせていただいた。出発にあたり最も不安だったこと。それは英語が不得意で,まったくできないといっても過言ではないことだった。しかし,そのような懸念をよそに,渡航準備を含めあちこちに出かけるたびにお土産売り場に立ち寄り,日本の文化を伝える物を探していた。そのお陰で,今まであまり気にしていなかった日本の伝統文化について勉強することもでき,二重の喜びを味わえた。
そうした紆余曲折を旅行した,タイ・マハサラカム病院を中心とする1週間の訪問体験は,筆者にとって,タイの歴史や文化に触れることができ,「異文化理解」につながる大きな示唆を得た。本稿で所感も含めて報告する。
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