連載 看護の未来を決めるのは誰?⑨
医療提供の入り口は異文化理解から
横江 公美
1
,
北浦 暁子
1PACIFIC21
pp.954-956
発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100203
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外国人を相手にする医療サービスには,宗教的背景,伝統・習慣,言葉の違いで生じる葛藤を最小限に抑えて,その患者の立場を尊重し,気配りを実感させることが要求される.たとえば,隠すべき身体の場所,恥ずかしいと感じるレベルといった患者の反応は宗教や文化と直結している.
多様な文化や価値観の違いに直面した際に,どのように「考え,理解するか」という段階を越え,「理解に基づいて,いかに適切に対応するか」というレベルが要求されている米国の看護現場で,特に慎重な対応をするよう注意が喚起されている10項目を紹介しよう.
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