連載 看護教育における海外研修の位置づけ 国際看護の視点から・5【最終回】
タイ国 マハサラカム看護大学との相互交流から学ぶ 専門職としての国際感覚
深井 喜代子
1
,
近藤 麻理
1
,
柴倉 美砂子
1
,
笈田 将皇
1
,
浅利 正二
2
1岡山大学大学院保健学研究科・国際交流推進ワーキング・グループ
2倉敷リハビリテーション病院
pp.446-450
発行日 2009年5月25日
Published Date 2009/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101204
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はじめに
岡山大学大学院保健学研究科では2005年末に国際交流推進ワーキング・グループを立ち上げ,随時さまざまな交流活動を展開する一方で,タイ国マハサラカム看護大学との相互交流を継続してきた。そして,4年目となるこの春,ついに部局間交流協定締結(本学側が研究科単位であるため)にこぎ着けた。
岡山大学(旧国立系の総合大学)において看護学教育は,医学部保健学科看護学専攻で行われている。2007年度からは大学院大学となり,学部教育は形式上,大学院に所属する教員が出向・分担するかたちで行われるようになった。本稿では,このような教育環境のなかで,看護学教育に国際交流を導入する意義は何なのかについて考えてみたい。
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