特別記事
質的データ分析支援用ソフトウェアATLAS.tiを使ってみよう―グラウンデッドセオリーアプローチに焦点を当てて(その2)
深堀 浩樹
1
1三重県立看護大学
pp.325-331
発行日 2008年4月25日
Published Date 2008/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100902
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前号では,「ラベル名をつける前にプロパティとディメンションを考える」「メモを書く」の2つに関連したATLAS.tiの機能を解説した。今号では引き続き,「ラベル名をつける」「カテゴリーを作る」という段階に使う機能を紹介する。
ラベル名をつける
■仮のラベル名を修正し,ラベル名をつける
データを読み込んでプロパティとディメンションをあげ,それらを参考にデータに即した名前を考えたら,その名前をラベル名として入力することになるだろう。ここでは,前号で仮に「1-1」としていたCodeを「整理への願望」と修正し,ラベル名とするための手順を説明する(図1)注1。初めにつけるラベル名は暫定的なもので,その後,必要に応じてラベル名は何度も修正される(文献1)p.99)ため,この操作は頻繁になされるはずである。
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