焦点
看護基本技術を軸としたカリキュラム構築―看護基本技術の効果的な教授方法はどうあるべきか?
茂野 香おる
1
1千葉県立衛生短期大学
pp.376-381
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100402
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教育に関する現代社会の要請
1年前,2003(平成15)年3月に,厚生労働省通知「看護基礎教育における技術教育のあり方に関する検討会報告書」(以下,報告書)として,看護師学校養成所で学ぶ看護学生が特に臨地で実施してもよい基本的看護技術の範囲(項目)とその水準についての提言がされた。さらに同年9月に,厚生労働省「新人看護職員の臨床実践能力の向上に関する検討会」が発足し,本年3月に報告書が出された。
これらの動きは,高度な看護技術の提供が求められている時代に,看護基礎教育に携わる立場にあるものに対し,卒業時に最低限どのような資質を備えさせるのか,そのためにはどのように教育すべきなのか,と検討を迫るものである。
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