リレー連載 看護学教育を考える・37
看護技術の構築に必要なもの
氏家 幸子
1
1大阪大学医療技術短期大学部
pp.448-449
発行日 1985年7月25日
Published Date 1985/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908124
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- 文献概要
前回,隣接領域の学問や技術を消化し導入して,看護の技術を構築する努力をしたいと結んだが,現在のところ,私自身に明確な解答があるわけではない.自分自身に問いかけ,あれこれと自答し,文献を読みあさり,看護現場での看護婦の行為の現状を概観しているが,試論の段階にとどまっており,公表できる内容には至っていない.しかしながら,現在の看護技術を総合的に構築することの必要性が,新しい問題意識として私たちに要求されていると考えている.
そこで,看護技術の構築に必要なものとして,看護技術の内容・構造・学問的背景について述べてみたい.
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