特集 災害看護の現場から─災害看護学構築に向けて・1
災害をみる視点―柳田邦男氏に聞く
酒井 明子
1
1福井大学医学部看護学科
pp.111-120
発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100215
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酒井 この特集で私は「なぜ,いま災害看護が必要か」について執筆しましたが,さらに災害看護の本質に迫ってみたいと思い,柳田さんにインタビューさせていただきます。
私自身は,阪神・淡路大震災のときから,救護班のようなフォーマルな活動ではなく,看護ボランティアとして被災地に入ってきました。救護班として活動しますと,決められた枠の中での活動に制限されますので,たとえば夜の巡回ができなかったりします。私がやってきたことは,自分の判断,または人との連携によって必要なところに動いていくという活動です。私はこの10年の新潟,三重,京都,福井の豪雨,中越地震でも,看護ボランティアとして被災地に入りました。
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