看護教育研究
模擬患者を導入したコミュニケーション演習の意義―学生の受け止め方に対する分析をとおして
澁谷 幸
1
,
中田 康夫
1
,
田村 由美
1
,
中山 由美
2
,
石川 雄一
1
,
津田 紀子
3
1神戸大学医学部保健学科
2藍野大学医療保健学部看護学科
3宮崎大学医学部看護学科
pp.574-579
発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100085
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看護におけるコミュニケーションは,患者と看護者との人間関係を成立させ,看護に必要な情報を得るためにきわめて重要である。そのため,看護教育においても学生がコミュニケーションについて理解を深めることは重要な課題である。しかし,その教育方法として,テキストによる学習やハウツー式の教育では不十分であることが指摘されている1)。
看護教育においては,学生がコミュニケーションの方法を知識としてのみならず,人間関係を成立させ,看護に必要な情報を得る技術として体験的に理解し修得することが必要である2)。
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