特集 地域リハビリテーション—保健活動にどう生かすか
保健活動と地域リハビリテーション
浜村 明徳
1
1国立療養所長崎病院
pp.770-774
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901640
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
はじめに
これまで,保健活動におけるリハビリテーション(以下,リハ)としては,機能訓練事業のみが取り上げられる傾向にあった。機能訓練事業などさまざまな在宅リハ・ケア活動は,高齢者や障害のある人々が安心して地域で住み続けられることを目標としている。この目的を達成するには,諸サービスの充実と共に,サービスの連携と関わるスタッフの連携,役割分担,そして地域社会の理解や協力が得やすい環境づくりなどが課題となる。
訪問指導や健康教育などの保健活動も地域リハ活動と無関係ではないと考えており,ここで,地域リハの考え方を参考にしながら,リハと関係する保健活動の考え方や方策の要点などを整理してみたい。
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.