連載 家族看護を創る—家族看護研究会での学び・11
家族をどうみつめるか
渡辺 裕子
1
,
鈴木 和子
1
1千葉大学看護学部家族看護学(千葉銀行)講座
pp.655-659
発行日 1994年8月10日
Published Date 1994/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900979
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1993年9月から始まったこのシリーズでは,家族看護研究会での事例検討を中心に,家族のアセスメントについて考えてきました。
私たち保健婦が家族を援助する時には,その家族がどのような援助を真に必要としており,どのような方法でそのニーズを満たせば最も効果的かを,瞬時にして判断していることが多いものです。実際,実に鋭い直感的な判断で,見事な援助を展開している保健婦が数多く活躍していますが,なぜそのような判断を下したのか,自分の認識のプロセスを他者に説明することは簡単ではありません。
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