調査・報告
乳がん自己検査法の実施状況と指導方法の検討—「すこやか健康教室」受講者のアンケートから
山崎 紀子
1
,
斎藤 信子
1
,
青木 広子
1
,
片桐 桃子
1
,
石塚 京子
1
,
高見 尚子
1
,
若杉 麻里
1
1新潟市西保健所
pp.161-165
発行日 1990年2月10日
Published Date 1990/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900027
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はじめに
乳がんは欧米の女性に多く,日本の女性では比較的少ないとされてきた。しかし,日本でも乳がんによる死亡率が年々増加し,将来は女性のがん死亡率の首位を占めるとも予測されている。新潟県でも乳がんの発生率についてみると,10年前のほぼ2倍になってきている。
当市では,昭和58年度より「すこやか健康教室」を開催し,乳がんの自己検査法の普及に努めてきた。初年度の我々の調査によると,受講6か月後の継続率は43%を示していたが,長弘ら1)の報告によると受講12か月後の継続率は15.5%と低率になっている。
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