eラーニングを活用した受講生へのアンケート結果の報告

連載を始めるにあたって

　2008（平成20）年7月にとりまとめられた「看護基礎教育のあり方に関する懇談会論点整理」において，看護基礎教育の充実に向けた方策を推進するうえでの課題の1つとして，看護教員の質と量の確保があげられた。

　質の確保については，2010（平成22）年2月にとりまとめられた「今後の看護教員のあり方に関する検討会報告書」において実施内容のばらつきや開催都道府県の偏りなどを改善するために看護教員養成講習会の運営・評価などに関するガイドラインの作成・導入について提言されたことを受けて，厚生労働省では「専任教員養成講習会及び教務主任養成講習会ガイドライン」を示し，2011（平成23）年度から当該ガイドラインに沿って講習会を実施する都道府県などに対して支援を行っている。また，量の確保についても同報告書において，専任教員講習会の受講を促進するために，eラーニングの導入も必要であると提言された。