Japanese
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実践報告
「もの忘れを補う方法を学ぼう!」講座と受講者アンケート
A course “learn how to prevent forgetfulness!” and its questionnaire
上村 智子
1
,
鈴木 朝香
2,3
,
大塚 りさ
4,5
,
長谷川 文
6
Tomoko Kamimura
1
,
Asaka Suzuki
2,3
,
Risa Otsuka
4,5
,
Aya Hasegawa
6
1信州大学学術研究院
2信州大学大学院総合医理工学研究科 博士課程
3信州大学医学部附属病院
4信州大学大学院医学系研究科 博士課程
5北アルプス医療センターあづみ病院
6総合上飯田第一病院
キーワード:
認知症予防
,
記憶
,
支援機器
Keyword:
認知症予防
,
記憶
,
支援機器
pp.92-95
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202857
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Abstract:認知機能が低下したとしても,日常生活に支障が出ない,すなわち認知症を発症しない人を増やすタイプの認知症予防対策として,認知機能の補償方略を一般高齢者に提案するミニ講座を作成し,受講者アンケートを実施した.講座では,もの忘れがノーマルなことや,補償方略が不安軽減に役立つというメッセージも伝えた.介護予防教室や認知症カフェでの本講座終了後にアンケートを実施した.回答者35名(平均78.8±6.09歳)の中で,30名(86%)が「わかりやすい」の質問に,28名(80%)が「おもしろい」の質問に,31名(89%)が「生活に役立つ」の質問に肯定的に回答し,「自分だけではない」,「気持ちが楽になった」といった感想が寄せられた.今後,ミニ講座をシリーズ化して開催したり,補償方略の習得を目指すアドバンスコーを開設する等,高齢者が認知機能低下や認知症に自ら備えて,日常生活の支障を回避・遅延できるよう支援する取り組みにつなげたい.
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