Japanese
English
実践報告
「もの忘れを補う方法を学ぼう!:料理・食事の支度編」講座と受講者アンケート
A course “how to compensate forgetfulness:cooking and meal preparation” and its questionnaire
上村 智子
1
,
古村 萌乃
2,3
,
小林 德子
2,4
,
堂本 朝香
5,6
Tomoko Kamimura
1
,
Moeno Komura
2,3
,
Noriko Kobayashi
2,4
,
Asaka Domoto
5,6
1信州大学学術研究院
2信州大学医学部保健学科
3総合上飯田第一病院
4岡谷市民病院
5信州大学大学院総合医理工学研究科博士課程
6蘇生会総合病院
キーワード:
認知症予防
,
記憶
,
IADL
Keyword:
認知症予防
,
記憶
,
IADL
pp.754-758
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203443
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Abstract:認知症発症前の高齢者に認知機能の補償方略を紹介する講座の続編として,電子レンジ料理や冷蔵庫の整理法を紹介する20分間の講座を作成し,受講者アンケートを実施した.講座では,もの忘れが普遍的なことや,補償方略を習得しておけば認知機能が低下しても料理が続けられることも伝えた.回答者 38名(平均79.7±8.59歳)の中で,「わかりやすいか」の質問に全員が,「おもしろいか」の質問に27名(71%)が,講座内容別に聞いた「生活に役立つか」の質問に30名(79%)〜34名(89%)が肯定的に回答し,「自分自身への心配が減った」等の感想が寄せられた.本講座は初編同様に,高齢受講者の受け入れがよく,新たな認知症予防プログラムになると思われた.
Copyright © 2023, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.