今月の臨床 婦人科がん検診
【乳がん検診】
4.乳がん自己検診の指導方法
田中 真紀
1
,
山口 美樹
1
,
金子 祐子
1
1社会保険久留米第一病院外科
pp.1200-1203
発行日 2009年9月10日
Published Date 2009/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102180
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
乳癌の発見状況を全国乳癌登録からみると,自己発見69%,自覚症状のある検診4%,自覚症状のない検診20%,その他や不明が7%であり,全体の約73%が乳房の異常を自覚していたことが分かる.またそのうち約40~50%が2cm以下の乳癌として発見されていることから,正しい乳房自己検診方法を修得することはより早期の乳癌や中間期癌発見に繋がると考えられる.したがって煩雑な乳腺診療であっても丁寧な自己検診方法の指導は重要である(図1,2)1).
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.