研究 保健婦学生の老人保健教育・その1
老人・家族の観察項目と記録—保健婦学生が"生活"を理解し家族保健指導を学ぶための記録様式
安住 矩子
1
,
白井 英子
2
,
津村 寿子
3
,
七里 トシ
4,7
,
和田 良子
5,8
,
中村 利江
6
1国立公衆衛生院
2天使女子短期大学
3大阪府立公衆衛生専門学校
4長野県須坂保健所(前長野県公衆衛生専門学校)
5徳島県池田保健所(前徳島県立看護専門学校)
6元能本県立公衆衛生看護学校
7前長野県公衆衛生専門学校
8前徳島県立看護専門学校
pp.853-861
発行日 1989年10月10日
Published Date 1989/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207830
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
昭和57年の『保健婦雑誌』(12月号)に,筆者らは「乳児期の観察要点—保健婦学生の実習指導のために—」というテーマの拙文を掲載させていただいた。その後もずっと同じメンバーでの勉強会を続けているわけであるが,このたびまた,その成果をまとめたので報告したい。
「乳児期の観察要点」をまとめた頃(昭和57年)ちょうど"老人保健法"が制定された。そのタイミングにのって,当グループでの勉強会のテーマを,ぜひ"老人"を対象として訪問する場合の観察の要点について検討したい,と話し合った。その頃の話し合いをメモしたノートからひろってみると,次のようなことがある。
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.