特集 老人の在宅ケア(2)各職種の取り組み
〈言語療法士の立場から〉
『ライブ講演』から見えてくるもの
遠藤 尚志
1
1東京都多摩老人医療センター
pp.900-903
発行日 1988年10月10日
Published Date 1988/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207619
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ライブ講演!?
失語症の人たちは,同病者とめぐりあうとき,実に生き生きとしたコミュニケーションができる。そしてそれを通じて,生活のエネルギーを回復することができる。
このことを示すために,私はいま各地で「ライブ講演」というものを行っている。これは,講演の会場に失語症などの患者さんに出かけてきていただいて,そのグループワークの過程を聴衆とともに実体験するものである。これまですでに,北は北海道江別市から南は九州宮崎市まで,約20個所で開催して,多くの方がたとめぐりあうことができた。
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.