調査/老人
老人の不安と環境について
松尾 ミヨ子
1
,
松井 清
2
,
大津 ミキ
3
1九州大学医学部附属病院
2産業医科大学医療技術短期大学数学教室
3聖マリア看護学校
pp.963-967
発行日 1986年11月10日
Published Date 1986/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207244
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
加齢とともにかかわりをもつ環境は狭められていく。このような状況下にある老人の生活は,環境とどのような関係をもって成り立っているのか興味のあるところである。そこで我々は,老人と環境について顕在性不安検査MAS(Manifest Anxiety Scale)による不安を指標に関係を検討し,環境の及ぼす老人への影響に関して性差を中心にひとつの考察を試みたので報告する。
調査期間:昭和57年12月と昭和59年5月。
調査対象:某市在住の老人372名,男132名,女238名であり,検討項目によりいくらかの欠損を含む。
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.