特集 看護教育へのコンピュータの導入
臨床実習における看護記録のコンピュータによる評価と分析
大津 ミキ
1,2
,
松井 清
3
,
西田 和子
3
,
花田 妙子
3
,
奥野 府夫
3
,
中尾 久子
3
,
中 淑子
3
1聖マリア学院短期大学
2元:産業医科大学医療技術短期大学
3産業医科大学医療技術短期大学
pp.435-441
発行日 1986年6月25日
Published Date 1986/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908254
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はじめに
臨床実習は,看護学生にとってきわめて重要な科目のひとつであり,看護教育におけるさまざまな学習要素を含んでいる.重要な臨床実習を成果あるものにするためには,学生の実習の実際を正しく評価する必要がある.この目的のために,私たちは看護過程の記録の評価をコンピュータで分析することを試みた.
看護過程の評価は,1978年Wooleyの医療記録監査が日野原によって紹介され,その後,ニューヨーク聖路加病院における看護監査がRyder1)によって紹介されるに至り,大きくクローズアップされている.しかし,現実には,看護情報の内容の繁雑さ,量の膨大さにより利用が難しかった.
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