連載 保健活動の〈見直し〉から〈見通し〉へ・25
CUREとCAREを相補する“CORE的発想”—本連載の総括的位置づけのために
丸地 信弘
1
,
衛藤 幹子
2
,
渡辺 ひろみ
3
,
松田 正己
1
,
中川 ロイ
4
1東大医学部保健学科
2伊藤病院(東京・渋谷区)
3東京都中央区中央保健所
4東大工学部船舶工学科
pp.860-870
発行日 1985年10月10日
Published Date 1985/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207062
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はじめに
1983年2月号から始まったこの"保健活動の〈見直し〉から〈見通し〉へ"の連載も,今年の12月号でまとめることになった。
私たちPHC研究会では〈第3の視点〉や〈第3の自然史〉などを語り始めてから,研究と学習を実践する主体者として,物ごとの見方を再三にわたり見直し,どう推めるべきか見通しをよく語り合うようになった。ことに,〈学習体〉に代表される自律体の考えと,それに続く"Two in One"の調整的な発想が芽生えてからは,これで本連載も当初の願いにそってまとまるという気持が強まってきた。
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