連載 三多摩の保健婦たち・6
奥多摩町の人々を愛し信頼されて—大野スヱ子さんの情熱と創意的な活動から学ぶ
最上 キクヱ
,
三多摩会
1
1調布市役所健康課
pp.871-880
発行日 1985年10月10日
Published Date 1985/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207063
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
都民の水源地・奥多摩町の保健婦に招へいされて
1.奥多摩町という所
奥多摩町は昭和30年に大河内・氷川・古里の3町村が合併して1つの町となった。この町の歴史は古く,大化改新のころの遺跡が残っている。東京都の西北部に位置し,雲取山を境に埼玉・山梨両県と隣接している東京都の奥座敷である。町の広さは226h,東京23区の約1/2に当たる広大な地域は,その97%が山林原野で東京都の水源地になっており,耕地はわずか2.5%である。東京駅から国鉄で2時間30分を要し,役場から遠距離の部落に車で1時間かかる。現在町の人口9,622人,世帯数2,839,老年人口1,405人(14.6)である。
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.