宮崎和加子の映画でおしゃべり・10
『マイ・フレンド・フォーエバー』―The Cure
宮崎 和加子
1
1健和会訪問看護ステーション
pp.836-837
発行日 1999年10月15日
Published Date 1999/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901899
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最近,某病院のケースワーカーから電話でエイズ患者の訪問看護についての問い合わせがあった.「50歳の男性の患者さんなのですが,エイズではあるのですがそれは落ち着いています.けれど,癌を併発しその終末期の状態です.本人もそのことを承知していて,退院して家で暮らしたいと望んでいます.その受け入れは可能でしょうか」と.
以前はエイズの患者さんは訪問看護の対象にはあまりなっていないが,だんだん増えてくるのではないだろうかと予測していた.最近さまざまな地域でエイズの患者さんが対象になっていると聞いている.みなさんの地域ではどうでしょうか.将来的に多数の患者が対象になるかどうかはわからないが,もし自分の現場に依頼があったらどのように受け入れるのか考えておくことが必要かも知れない.
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