活動報告
美原町でお母さんとともに歩んで
小谷 玲子
1
1大阪府松原保健所
pp.847-855
発行日 1983年10月10日
Published Date 1983/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206742
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N子ちゃんとの出会いと私の悔恨
そろそろ,転勤の時期が近づいてきました。私も,この頃はいやでも"転勤"の二字を意識してしまいます。
美原町の住民の方々とのおつきあいも,もう7年になります。50年7月に狭山保健所に来ましたから,その年に産まれた赤ちゃんはこの4月で小学校に入学。早いものです。ときどきお母さん方から上の子供さんの学校の相談を受けるようになりました。年々地域に愛着がわいてきて,離れ難く思います。が,役所の機構は非情ですから,なんの前ぶれもなく異動させられることでしょう。ですから,この1年前後は,私なりの7年余の仕事を,不十分ながらも整理しておこうと,少しずつ手がけてまいりました。これは,後任の保健婦さんに仕事をひきつぐためにどうしてもやっておかねばならない作業でもありますが。
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