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村から町から
pp.52-53
発行日 1957年10月10日
Published Date 1957/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201512
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△青森県,全保健婦を"県職員"に
県内の開拓地の保健衛生面は芳しくなく,転落世帯の原因も病気によるものが多い事から,県ではその改善の第一着手として今年度から保健婦の身分を"県職員"と改めた.
現在青森県下の開拓地は55地区500余ヵ所あるがいずれも医師がおらず,保健婦の常駐している地区もわずか15ヵ所.このため保健衛生の指導面が行き渡らず病気にあえぐ現状である.現在駐在している15の中,有資格者はわずか4名.又本人自身が入植者である者が6人もあつて所期の目的である担当地区の指導がなおざりになつている.そこで,県開拓課では入植者の保健向上の第一着手として県開拓連に委任していた保健婦配置を引き揚げ,県職員を配置する事になり,新配置地区も設けた.
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