特集 住民の主体性に基づく組織活動を・Ⅰ
保健婦のかかわりを徹底追求
組織活動研究会横浜集会全集録
1日目 福光レポート
生活改善グループとのかかわり
pp.338-339
発行日 1983年5月10日
Published Date 1983/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206667
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問いかけには反発されて
福光 婦人会の集まりがある時は保健婦を利用して下さい,と1年間ずっと声がけをしてきた結果,現在では7つのグループにかかわるようになっています。従来の講義式にならないようにと肝に銘じて,参加者との話し合いを大切にしながら取り組んでいます。しかし,《どうも生活が見えてこないなあ》という思いから,前進が得られないでいます。
K地区婦人会。下地として,25年くらい継続している生活改善グループが,現在10名程メンバーの中に入っております。その地区で第1回の集まりが3月30日,15人出席でありました。血圧測定の結果,要注意の人が数名いたため,《血圧とは》について一般的な話をした後,今後どういうテーマで学習会を継続するか話し合いました。今一番気になっているのは,自分の体を知るということで,血圧測定をしよう。それに関連して,動脈硬化はないか,という意見が出て,それを確かめるために血液検査をしてコレステロールと中性脂肪を調べることになりました。
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