連載 シリーズ生活習慣病予防 住民の力を引き出すグループ支援を学ぶ・1【新連載】
「グループ支援モデル」が生活習慣の改善を助ける
藤井 広美
1
,
井伊 久美子
2
1社団法人日本看護協会事業開発部
2社団法人日本看護協会
pp.736-741
発行日 2008年8月10日
Published Date 2008/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101046
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
連載をはじめるにあたって
今年4月から医療保険者に健診および保健指導の実施が義務づけられました。いわゆる「特定健診・特定保健指導」です。これに先立ち,2007年4月には厚生労働省から内臓脂肪症候群の概念を導入した「標準的な健診・保健指導プログラム(確定版)」が提示されています。
日本看護協会では2006年度に,効果的な保健指導プログラムの構築と保健指導に関わる専門職の育成を目的とした保健指導プログラム「グループ支援モデル」を開発しました。2007年度には,厚生労働省の先駆的保健活動交流推進事業の委託を受けて,「グループ支援モデル」を活用した生活習慣病予防活動支援モデル事業を実施しました。このモデル事業では,厚労省の確定版プログラムに準拠した個別支援も並行して実施し,効果的な保健指導についての検討を行ってきました。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.