特集 保健・医療のボランティア活動
食生活改善グループ活動の中のボランティア
金木 歌子
1
Utako KANEKI
1
1前長野県衛生部保健予防課
pp.654-658
発行日 1986年10月15日
Published Date 1986/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207343
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■はじめに
日常茶飯事といわれるように,食生活はあまりにも日常的であり,生活現象そのものである.そして,この平凡に繰り返される食と健康のかかわりが,重要であることは今更いうまでもない.
高齢化社会の中にあっては,食のあり方について一層関心が深まっている昨今である.このあまりにも生活現象そのものである食生活が抱える問題は,時代と共に様相は変化しつつも,基本的には個人,あるいは家庭内の問題とされている.そのため,問題解決,いわゆる食生活の改善は,最終的には個人・家庭の自覚,努力によるところが大きいとされている.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.