活動の場からの提言
量より質,中身が大事—生活改善グループの活動を通して
桂木 みち子
,
栃下 公代
pp.338-341
発行日 1987年5月10日
Published Date 1987/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207316
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私の町は人口5500人余りの静かな山村です。今から15年ほど前に婦人会の料理実習に保健婦さんを通して生活改良普及員のTさんを紹介してもらいました。それまでの料理実習はプリントに頼り少数の人が作っていたのですが,T普及員さんの指導はプリントに頼らず,実習前に十分に話し合ってみんなで責任を持って作るのです。会員はびっくりすることばかりでした。料理も実習会を重ねるにつれて自信がつき,普及員さんの熱意にひかれて,保健婦さんと普及員さんをよんだ生活改善グループを作ることになりました。
生活改善グループの活動は,T普及員を中心に,料理実習,家計薄学習など,日常の身近なことを題材に話し合い学習を重ねてきました。
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