調査報告
結核患者家族6年間の追跡調査成績
河野 光子
1
,
北 春代
2
,
河野 俊一
3
1金沢市泉野保健所
2金沢市衛生課
3金沢大学医学部公衆衛生学教室
pp.632-635
発行日 1974年9月10日
Published Date 1974/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205531
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はじめに
結核患者が発生した時,その周辺にどのように二次患者が発生するか,その過程は結核患者に確実に接触し,かつ転出入などの把握の行き届いた患者家族を観察することができる。
近年のように結核患者が減少してくると,今まで国民全般に一様に行なっていた結核対策は,今後はいわゆるHigh-Risk-Group,つまり,発病の危険の多い人々に対するきめ細かな,実際に即した施策が行なわれなければならなくなった。
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