苦言辛言
リウマチに正しい理解を
島田 広子
1
1日本リウマチ友の会
pp.90-91
発行日 1974年2月10日
Published Date 1974/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205428
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これほど軽視されている病気はない
リウマチほど,お年寄りのかかる病気か,あるいは老化現象のあらわれかのように誤解され,また軽視されている病気はないでしょう。その名前があまりに古くから知られすぎているためかもしれません。
一口にリウマチといっておりますが,ここでいうそれは慢性関節リウマチをさします。慢性関節リウマチは,一度かかったら最後,なかなか治すことはむずかしく,激しい痛みにさいなまれながら,全身の関節が次から次へおかされ,身体障害者にもなってしまい,なおかつ一生おつきあいをさせられるかもしれないという業病といえましょう。
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