特集 各部門の能率の図り方
3.リハビリ部門
リハ医療の正しい理解が前提
三島 博信
1
1中伊豆リハビリテーションセンター
pp.29-32
発行日 1977年7月1日
Published Date 1977/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206269
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このテーマの目的は,「総合病院のリハビリテーション診療部,あるいはリハビリテーション専門病院を運営する時に,どのように能率化したらよいのか,またあなたはどんな基準で自己評価をしているか」ということだと思う.
こんな明白なことを,あらかじめ前置しなければならない理由には,①"リハビリテーション"に対する人々の考え方があまりに多様であり,その認識に差異がありすぎること,②その運営の能率化とは何を指向しているかという点についても,いろいろな多角的な面からの評価があるはずだからである.たとえば,医療水準の向上を図るためにするのか,リハビリテーション部門の効率的な利用を考えるのか,より経済性を重視しているのか,というような点についてさえ,社会的なレベルでする場合と,1つの病院や総合病院の1部門の立場からする場合とがあると思う.
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