特集 慢性関節リウマチのリハビリテーション
創立20周年を迎えた日本リウマチ友の会
島田 広子
1
Hiroko Shimada
1
1社団法人日本リウマチ友の会
pp.451-452
発行日 1980年6月10日
Published Date 1980/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104336
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欧米諸国では,リウマチ性疾患を扱うリウマチセンターが,各所に設置され,総合的な医療,リハビリテーション,ならびに教育・研修と研究活動が行われ,患者へのサービスにも多額の費用を要していると見聞する.一方,わが国のリウマチ医学の研究は,世界的水準以上に達しているといわれている.にもかかわらず,全国に約50万人と推定される関節リウマチ(以下RA)患者の多くは,せっかくの医療をうける機会にめぐまれず,肉体的苦痛とともに,経済的,精神的な負担に耐え,長期療養生活を余儀なくしている.
今から20年前,医療も福祉もより遅れていた実情を背景に,日本リウマチ友の会は,やむにやまれずRA患者を中心に誕生したといえる.以来,全国のRA患者が手をつなぎ自らの幸せを求めて日本のリウマチ対策の確立と推進をねがい,リウマチキャンペーンに努力を重ねている.とくに,今年は,創立20周年を迎えその記念事業を活発に行っている.
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