活動レポート
日本リウマチ友の会の昨日,今日,明日
島田 広子
1
Hiroko SHIMADA
1
1社団法人日本リウマチ友の会
pp.655-658
発行日 1993年9月15日
Published Date 1993/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900885
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●はじめに
“リウマチ—この身近な難病—”これは日本リウマチ友の会が啓発活動として行っている「リウマチ写真展」の一つの題名である.
この題名どおり,リウマチは耳なれ聞きなれた「身近な」病気である.患者は100万人といわれ,圧倒的に女性に多い.しかも,原因不明で治療法が確立されていない.そのため患者は,激痛とともに関節の変形,破壊による障害も生じ,一生つき合わなければならない「難病」である.長期の闘病により社会的,精神的,経済的な問題をかかえた患者同士が,リウマチを正しく知り,励まし合い,明るく強く生きるために,リウマチ友の会は発足した.
それから34年,リウマチ専門の医師をはじめ,コ・メディカル,家族などの参加を得て,わが国有数の患者団体に発展して来ている.今日までの歴史と展望を,昨日,今日,明日に分けて述べてみたい.
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