教育実践報告 保健婦学生の研究活動―入学時における一つの試み
入学時におけるグループ研究に取り組んで
市川 敏子
1
,
平塚 朝子
1
1山形県立高等保健看護学院
pp.810-812
発行日 1973年11月10日
Published Date 1973/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205386
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毎年,学生が新たに入って来るたびに,私はぞーっとしたり,うんざりしたり,どうとでもしてくれ一っ,と叫びたくなったりするんですよ。だって,それこそ看護婦としての教育背景が千差万別,よくもまあ,こんなにレベル差があって,これが同じ看護婦なのかなあーって……,ねえ,いったい,看護学校ではどういう教育をしてるんでしょうかねえー。ほんとに,外に対しては恥ずかしくなるし,この学生を一人前の保健婦にするなんてこと,と一てもできない,とまあ,腹をくくって毎年やってるんですがねえー。
ある保健婦学校の先生の絶叫(?)は,1年以上経った今日でも,編集子の耳にガンガン鳴り響いています。この不協和音が消えることは,まず当分ないでしょうが,それでも教育現場では,さまざまな試みがなされています。今月はその1つ,山形県立高等保健看護学院の例をお届けします。
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