特集 「看護研究」で実践力を鍛える
入学から卒業まで,教員一丸となって取り組む「研究指導」
佐野 千冬
1
1帝京山梨看護専門学校
pp.858-863
発行日 2015年9月25日
Published Date 2015/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200317
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本校の研究指導3年間のプロセス
本校は,3年間の在学期間,研究指導の教育を一本の軸に据えている。学校として,看護実践者を育成することを目標としているが,看護の実践のためにこそ,看護研究を学ぶことが必要であると考え,教育の中心に据えているのである。
まず,入学直後から始まる研究指導は,「自由研究」という形で開始となり,2年生までの1年半にわたる取り組みとしてスタートする。その後3年生の講義で看護研究(ケーススタディ)に取り組み,学年全員の論文集を作成する卒業まで指導は続く。主な経過は表の通り。さらに,論文作成後の11月に,これも学年全員がその研究を発表会で発表する。
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