声
新任保健婦として
和田 はるみ
1
1札幌市東保健所
pp.724
発行日 1973年10月10日
Published Date 1973/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205367
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今年3月に保健婦としての教育を終え,札幌市に就職し何が何だかわからないうちに,はや6か月が過ぎ去ろうとしている。やっと業務に慣れたところで,なんとなく倦怠感と消耗感を抱き始めつつある。
急速に都市化してきた札幌市は,市民の気づかないうちに大きな変化を量的質的に起こしているように思える。さまざまな都市独自の課題が増加し,多様化し,抽象的になっていくけれど,保健所のサービスは,人にいわせると"10年1日のごとし"が現実らしい。何をしても,これでよいのだろうかと自問自答している私である。
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