調査報告
保健所および国保における新任保健婦の活動の実態—3.事業所・学校の場に働く新任の保健婦,養護教諭の活動の実態
高橋 園子
1
,
宮里 和子
1
1国立公衆衛生院衛生看護学部
pp.434-448
発行日 1976年7月10日
Published Date 1976/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205733
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はじめに
前回"保健所および国保における新任保健婦活動の実態"その1(保健婦雑誌1975年12月)その2(保健婦雑誌1976年5月)において"新カリキュラム改正後における卒業生の実務の実態と意見"ならびに"訪問事例からみた保健婦の役割と看護過程の検討"について報告した。
その中における新任保健婦の姿は経験を有する保健婦と同様,保健所においても国保においても多くの業務量をかかえ,行政的な色彩で機能し,日常業務に関する疑問は実に90%のものが抱いていることが明らかになった。そしてその中における主要なものはなんといっても専門性の不明瞭さ,独自の機能とは何かという本質的な問題であった。
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