特集 地域の看護ニーズに対応できる継続教育(2)
現任教育を中心に
東京都保健所における新任保健婦の職場研修
金子 靖子
1
,
阿部 弥栄子
1
,
滝島 玲子
2
,
粕谷 典
2
1東京都衛生局医務部看護課
2東京都保健所保健婦業務連絡会研修検討グループ
pp.199-207
発行日 1989年3月10日
Published Date 1989/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207707
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はじめに
保健所や市町村に働く保健婦は,地方自治体に採用され所属の組織のなかで,それぞれ公務員としての研修がなされている。保健婦は公衆衛生看護の専門家として保健婦学校を卒業して,それぞれの職場で独立して業務ができるよう教育目標はかかげられているが,保健婦業務の特質や実習指導体制等の問題から卒業後すぐ活動できる状況ではない。
各職場で保健婦が業務を通して,地域の保健需要を的確に把握し,保健婦活動を計画,評価し,発展させていくためには,専門職としての研修が不可欠といえる。
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