読者からの手紙
教育の確立こそ明日への道
長谷 厚子
1
1グループ・トーチ
pp.10-11
発行日 1965年2月10日
Published Date 1965/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203302
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"学識経験者の意見をきく会"の報告によって厚生省は7月末,看護制度に関しての中間発表を行なった.その中の看護の概念と教育制度を主に1保健婦として考えてみた.
今まで看護制度および教育制度については,あらゆるチャンスを利用して医療の概念の拡大という中で看護の概念を考え,われわれ保健衛生の専問家としてのピジョンをつかもうとつとめてきたが,1つの疑問につき当った.と同時に,今のわれわれの悩みのポイントが浮き彫りにされたようにも思われる.部厚い意見書の中に表現されなかったこの点を探求せずに,将来性をうんぬんすることはできないのではないか.
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