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保健婦訪問から観た結核患者及び患家の樣相
堀 キン
1
,
梶原 美代子
1
,
豊吉 たず
1
1岐阜市保健所
pp.65-72
発行日 1955年7月10日
Published Date 1955/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200991
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まえがき
結核については公衆衛生上幾多の問題が研究され発表されているが,それは多くは医師の調査に依るもので,医師という角度から眺めたものである.然し,保健婦が患家訪問によつて単に息者面にとどまらず,患者を中心としての各家庭の状況を,色々の面からつぶさに観察せるものは,不幸にして私共浅学不勉強揃いには見当らない.偶々手近な過去2カ年間の科共の訪問記録を纒めて見た処,今後の重点的訪問対策に,役立つものが出来上つたと思われたので,茲にその要旨を発表して大方の御批判と御教示を得んとする,
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