II 座談会
在宅結核患者と保健婦
田中 正一郎
,
池田 忠義
1
,
出渕 みや
2
,
阿部 政子
3
,
奥村 怜子
4
1世田ケ谷保健所
2中央保健所奉仕課
3町田保健所
4中野保健所
pp.16-34
発行日 1955年10月10日
Published Date 1955/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201037
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
重症患者が多い
編集部 それでは,池田先生に一応お話のはこびを進めていただくことにお願いいたします.
奥村 わたくしの所は,いま,保健婦が5人で,保健婦として把握した訪問対象の数は511軒ぐらいなんです.東京都とちがつてぜんぜん単位が小さいのですけれども,ある村では1800ぐらいの人口で,そこでの訪問の把握数は18です.在宅10人,入院8人の割合で,10人のうち6人は要注意で,アフタケアーが2名で継続訪問は2ケースぐらいしかない.ですから沢山あつてこまるという程ではないのです.
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.