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大結核樣斑紋癩の1例
橫田 篤三
1
1長島愛生園
pp.39-40
発行日 1953年1月1日
Published Date 1953/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200895
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緒言
1938年3月カイロ市に於て開かれた第4回國際癩會議に於てWade氏の提唱により結核樣斑紋癩を大・小の2亞型に分類することに決定せられ,この名稱が始めて國際的に用いられる樣になつた。而して大結核樣斑紋癩は著明な隆起を呈し,結節癩の結節と間違われ易く,病巣は深く且つ廣く,斑紋に關係する皮膚神經の肥厚を來すと記載されている。
然るに我が國に於ける大結核様斑紋癩の報告は少く,立川氏1),光田氏2),佐藤三郞氏3),により記載されているに過ぎない。
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