カラーアトラス 褥創・8
殿裂部の褥創―2
大谷 清
1
1国立療養所村山病院整形外科
pp.846-847
発行日 1981年8月1日
Published Date 1981/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922776
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写真はいずれも殿裂部から仙骨下部にかけての広範囲におよぶ比較的新しい褥創である.
症例1:29歳,男性,1980年5月交通事故で第6頸椎骨折,躯幹以下完全麻痺の患者である.某大学病院脳神経外科へ入院,頚椎の椎弓切除術を受ける.約5か月後に当院へ転院したが,写真1,2にみるような大変な褥創が形成されていた.入院時患者の全身状態は良好で,貧血もない.排尿は留置カテーテルが挿入され,尿は混濁し,変形菌(proteus)が検出された
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