Japanese
English
誌上シンポジウム 創傷処置に関する最近の進歩
褥創
Pressure Ulcer
塚田 邦夫
1
Kunio Tsukada
1
1高岡駅南クリニック外科
1Department of Surgery, Takaoka Ekinan Clinic
キーワード:
褥創
,
pressure ulcer
,
創傷治癒理論
,
wound healing theory
,
湿潤環境
,
moist environment
Keyword:
褥創
,
pressure ulcer
,
創傷治癒理論
,
wound healing theory
,
湿潤環境
,
moist environment
pp.803-807
発行日 2009年8月25日
Published Date 2009/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101567
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褥創が一般の創傷と違う点は「圧迫」と「ズレ」という創傷原因が持続することであり,この対策をしない局所療法は意味をなさない.また,ほとんどの褥創において栄養障害が併存するが,栄養障害の改善は困難で,管理栄養士や言語聴覚士,あるいは歯科医などと連携し,できるだけ経口からの栄養補給に努める.褥創は創治癒にとり悪条件下の局所療法であり,創傷治癒理論に則った方法が必須である.感染のコントロールと壊死組織の除去,湿潤環境の維持が重要で,創の乾燥化を避け創面を消毒せず,十分な創洗浄が基本であり,これは一般の創傷と何ら変わることはない.
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