カラーアトラス 褥創・12
仙骨部の褥創 2
大谷 清
1
1国立療養所村山病院整形外科
pp.1326-1327
発行日 1981年12月1日
Published Date 1981/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919407
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症例1 45歳,男性.1975年7月,3階より転落し,第9胸椎骨折,胸髄損傷,完全対麻痺となり,直ちに某病院へ入院した.入院後約1か月で仙骨部に褥創が発生した.以後,1980年4月当院へ入院するまで同病院に継続入院していた.
当院入院時は仙骨部に横約25cm,縦約15cmと大きな褥創がみられた.この患者は両股関節部の骨化性筋炎のため,両股関節は約40゜で強直し,正しい坐位がとれず,坐位時に仙骨部を圧迫していた.
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