特集 ‘援助’と‘看護’の間—独り善がりな看護ケアからの脱皮を
精神科における独り善がりな看護ケア
柴田 恭亮
1
1県立鹿児島保養院
pp.286-291
発行日 1984年3月1日
Published Date 1984/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920721
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はじめに
熱心さ,受容的態度,経験や慣れ,自信といったことは,どんな仕事にも必要なことである.また,これらのものは,多くの場合,仕事の成果と直接に関連しており,評価や賞賛の対象となる.
ところが,看護や福祉のように,病める人,心身に障害を持ったまま社会生活をおくらなければならない人,老人,更には社会的に恵まれない人などを対象にする仕事では,時としてネガティブな結果をもたらすことがある.
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