インフォメーション 新しいナーシングケアのために
バリント方式のグループ・ワーク
永田 勝太郎
1
1北九州市立小倉病院
pp.983
発行日 1982年9月1日
Published Date 1982/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919649
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1)バリント方式のグループ・ワークとは
開業医で,ロンドン大学講師でもあったマイクル・バリント(1896-1970)が1939年より始めた患者理解の方法で,その基本はバリント方式の傾聴法にある.患者の訴えるさまざまな身体症状とその心理・社会的背景について,グループで自由に討論する.患者を‘病める人’としてとらえ,治療者・患者関係についての分析を核にして,個々の患者に最適なケアを創出してゆく方法である.
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