バリント方式による患者理解・12(最終回)
バリント方式:その豊かなる展開
永田 勝太郎
1
1北九州市立小倉病院内科
pp.1421-1424
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920029
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医療とは,医療者と患者が一緒に治療に向かうこと
今まで11回にわたり,バリント方式による全人的医療の実際について症例を通して解説してきました。バリント方式は医療面接(Medical Interview)とグループワーク(Balint Group)の2点から成り立ちます.
患者の訴えを身体的な面のみならず,心理・社会・生命倫理的側面までも包括して面接し,その面接を通して患者自らがそれぞれの関連性を理解し,気づくようにもっていくのがバリント方式の医療面接法です.
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